人生のパートナーなし、子どもなし、持ち家なし、ないないづくしのアラフィフの私。
しかも、田舎暮らし超初心者が、コロナ禍の真っ只中に思い切って人口800人の山古志に移住。
移住のきっかけは、コロナ禍での突然のリストラ。
そして大切な友人を亡くしたことが重なり、「本当に人生に大切なものって何?」と考えたこと。
実際には、いつまでも元気に働ければいいけれど、年齢とともに無理の効かない悲しい現実。
さらに、AIにとって代わられる時代についていけない自分に、先行きが不安になるのが本音のところ。
そんな中、自分の人生に頼れるのは「自分の生きる力」だと奮い立たせ、田舎移住を決断しました。
正直、右も左も分からないまま田舎暮らしをスタート。
けれども、田舎暮らしでまず試されたのが「自活力」。
まさに、自分が意図していた「生きる力」を鍛えるにはもってこいの場所でした。
そこで、田舎移住に興味にあるあなたへ!
山古志に移住した私がリアルに感じた、「田舎移住が成功するサバイバル術3ステップ」を紹介します。
ステップ1.理想のライフシフトのゴールを決める
ライフシフトを真剣に考え始めたのは、コロナ禍の突然のリストラで無職になり、先が見えない時代をマジで肌で感じたこと。
これからは、「老後の生活のために定年のない人生を選びたい!」と思い立ってはみたけれど…。
自分に何ができるのか見当がつかないまま、「場所を選ばず仕事ができたらいいな」と漠然とした考えていました。
ただし、考えているだけでは何も始まらないため、想いを次の行動に移すために、
「自分は何がしたいのか」を軸に人生100年時代のゴールをざっくり決めること
から始めました。
自己流ざっくりゴールを決める3つのポイント
1.頭の中にある「将来のなりたい自分」を、具体的に紙に書き出してみる
2.なりたい自分を言語化することで、頭の中の将来設計を整理する
3.将来設計を段階的に小ゴール、中ゴールを設定し、それぞれのゴールに向けたタスクをリスト化する
★具体的なやり方はこちらをご参考に☞https://coach-nakahara.com/goal-set-chages/
「自分の将来はコレだ!」という明確な答えはなかったですが、とりあえず紙に何でもいいから書き出してみることに。
書き出すことで自分の頭の中が整理されますので、かなりおすすめの手法。
結論、ざっくりゴールを設定することで、ゴールに向けてやるべきことが見える化されます。
小さなタスクを一つ一つやり遂げることで、なりたい自分への距離は確実に縮めることができるでしょう。
ステップ2.スキルを棚卸し自分の強みを再発見する
次のステップが「自分のスキルの棚卸し」。
スキルの棚卸し方法は、先ず自分に何ができるのかを再確認すること。
例えば、
- 今まで学んできたこと
- 今まで取得した資格
- 今まで仕事を通して得たスキル
など、ジャンルを問わずすべて書き出してみること。
次に、書き出したスキルを「得意なことや好きなこと」「不得意なこと」にざっくり分けてリスト化。
スキルの棚卸しをすることで
・改めて自分の強みと弱みを客観的に見つめ直すことができ、仕事につなげることができる
・自分では気が付かなかった強みを再発見することができ、「できること」「自分の強み」が増える
など、人生のゴールに向けての道のりが可視化されやすくなります。
正直言って、自分の強みを生かして将来設計を立てることは、容易ではないです。
けれども、3年後、5年後、10年後の「なりたい自分」への自己投資は、経験とスキルを積み重ねることが大切。
人生100年時代、いくつになってもやりたいときがタイミング。
ぜひ、今から始めてみてください。
ステップ3.自給自足で自活力アップする
2021年のコロナ禍に、人口800人の限界集落に生活拠点を移し、地域おこし協力隊として活動している私。
正直、ネットさえあれば場所を選ばず仕事や生活ができる時代、田舎移住はそれほぞ難しくない選択肢の一つ。
そのうえ、生活コストが抑えられる田舎暮らしは、多くのメリットをもたらしてくれます。
例えば、
- 家賃が破格に安い
- 野菜などの食材が新鮮で安い
- 外食する環境がないので自炊の生活になり、交際費が抑えられる
もちろん、都会のような便利な生活は期待できません。
ただし、車があれば仕事や生活に必要な行動範囲はほぼ100%カバーできます。
何といっても田舎暮らしの利点は、自活力を鍛えられる自給自足の生活。
続けるほどに自活力がアップできる生活は、無駄を省いたシンプルな生活が可能になります。
まさにSDGsなライフシフトを実現!
まとめ
人生100年時代と言われる今、老後にはどれだけの生活費がかかるの? と一瞬ビビります。
だからこそ、田舎暮らしで自活力を鍛えることで、話題の人生100年時代の豊かな老後の基盤につながるはず。
都会では決して経験できない自然の恩恵。
そして、田舎のお年寄りからもらう多くの学びは、長い人生にとって非常に価値のあるものばかり。
今後も田舎暮らしを通して、自分自身の人間力を日々鍛えていきます。
ライフシフトした山古志とは
私が移住した山古志は、新潟県長岡市の中山間地にある人口800人以下の小さな村。
そこは、高齢化が厳しい限界集落、そして存続の危機に直面しています。
しかし、暗い雰囲気は一切ないく、めちゃくちゃパワフルな山のおじーやおばーばかり。
山古志の特徴は、日本農業遺産に選ばれた「棚田・棚池」が織りなす美しい地域として知られています。
また、錦鯉の発祥の地として知られ、世界中の錦鯉の愛好家を魅了する地としても有名。
ぜひ、山古志の魅力をのぞいてみてください。
山古志へ田舎移住した奮闘日記「もし都会のアラフィフOLが働き方を変えて田舎に移住して」